特集1 分野別 事例で学ぶ「個別のマネジメント」
―実践事例➂ 生活習慣病対策にみる個別のマネジメント―自分の健康状態を知ることが改善へのきっかけ
新村 津代子
1
1岐阜県・本巣市健康福祉部健康増進課
pp.1032-1035
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100220
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がん,脳血管疾患や心臓病,高血圧,糖尿病などの生活習慣病が死因のトップを占め,それらの疾病に罹患している人たちが中高年の半数以上となるなか,2003(平成15)年に国は健康増進法を制定し,「生活習慣への関心と理解を深め,自らの健康状態を自覚して健康増進に取り組む」としました。しかし,現在の生活は,働くことが優先され,24時間営業の仕事も増えており,ますます健康は二の次にならざるを得ない人が増えています。
このような厳しい現状のなかで,住民はどのようにして生活習慣を身につけ,健康への価値観を形成したのか,また,健診結果をどのように受け止めて,健康への行動化を決めていくのかを,事例をとおして学び,保健師の役割を考えていきたいと思います。
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