連載 海外に学ぶ「保健師の専門性」への向き合い方・2
英国の地域看護職の専門性を高める仕組み
岡本 玲子
1
,
中山 貴美子
1
,
塩見 美抄
1
,
鳩野 洋子
2
,
千葉 由美
3
,
尾島 俊之
4
,
別所 遊子
5
,
田中 祐子
6
1神戸大学医学部保健学科
2国立保健医療科学院公衆衛生看護部
3東京医科歯科大学大学院医学系研究科
4自治医科大学公衆衛生学部門
5神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部
6神戸大学大学院博士後期課程
pp.762-767
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100188
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わが国の保健師はいま,地域保健の激動期に身をおき,専門職としてのアイデンティティと社会における位置づけを模索しています。今回は,前回に引き続き,公衆衛生とコミュニティケアに長い歴史をもつ英国の現状を紹介し,今後の保健師の役割と機能を考えるための資料を提供したいと思います。
まず,英国では給与制度とリンクした専門職位の段階づけ(career and pay progression)が制度として根づいていることを述べておきましょう。
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