連載 「発達障害」児のために,私たちができること・5
障害児保育の現場から
足立 佳美
1
1近畿福祉大学
pp.768-772
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100189
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困難なときに,心の悲しみや願いを声にすると,振り向いてくれる人は必ず存在する。同じ重荷を感じている人にその声が届いたときには,声は共感や励ましの木(こ)霊(だま)となって戻ってくる。
数年前,保健師が企画した「社会性に問題がある発達障害1)の子どものための講座」で出会った母親たち。その後も連絡をとりあい,寄り集まり,自分たちのニーズに応じて「親の会」を発足した。そのグループの1つは,思いを分かちあい互いに支えあうだけではなく,交流会を開いて社会に発信をはじめた(第2回~第4回参照)。
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