活動報告
病院における母子保健活動報告―子育て支援活動に対する非常勤保健師雇用の意義
和田 みゆき
1
,
村田 彩子
1
1小山記念病院
pp.60-63
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100028
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はじめに
産婦人科では,続々と産後のケアを行う例が目立ってきた。本来,産院では赤ちゃんの誕生で関わりを終わりにするのではなく,その後も引き続いて母子を支援すべきものである。母親にとって赤ちゃんを産んだ病院は,健診で何回も通ったことで馴染みがあり,子育てについての相談もしたいという声も聞く。少子化・核家族化が進んでいる背景もあり,今後産院の役割は広がり,アフターケアの面でも重要な立場になりうると考えている。そこで,本稿では母子の健康を支援する場の提供を病院から構築できた茨城県鹿嶋市の中規模病院での活動について紹介したい。
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