特集 公衆衛生の温故知新—これからに向けて戦後80年を振り返る
母子保健と保健師活動の温故知新—母子保健の活動の原点は、いつの時代も死亡を見据え、それをなくすこと
上野 昌江
1
1四天王寺大学看護学部
キーワード:
乳児死亡率
,
保健師活動
,
チャイルド・デス・レビュー
,
0日・0カ月死亡
,
虐待予防
Keyword:
乳児死亡率
,
保健師活動
,
チャイルド・デス・レビュー
,
0日・0カ月死亡
,
虐待予防
pp.22-31
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870900010022
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ポイント
◆乳児死亡の要因を数値で分類して終わるのではなく、家庭の状況や妊娠中の生活状況などさまざまな問題に着目することが重要である。
◆乳児死亡率低減に向けて、全国津々浦々で行われていた個から集団、地域を見据えた保健師活動の原点が今の母子保健活動につながっている。
◆乳児死亡率1.8(2024年)の母子保健においても母と子の死亡を減らすことが核であり、チャイルド・デス・レビューと0日・0カ月死亡への取り組みが鍵となる。

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