特集 臨床実習指導者との連携
臨床実習,学校と臨床の連携の具体策を探る
西元 勝子
1
1自治医科大学看護短期大学
pp.208-215
発行日 1989年4月25日
Published Date 1989/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908646
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長年臨床にいて,看護学生の実習を受け入れたり,非常勤講師として看護専門学校で講義を担当していた立場から一転して,教員になってはや2年になる.職場を変わって痛感したのは,教育と臨床にいる看護職同士が,お互いに相手の立場をよく知らないということであった.自分の不勉強を反省しなければならないが,案外その立場になってみないと分からないことは多いのかもしれない.
看護基礎教育では,臨床実習でなければ学生に伝えられない看護の重要な部分がある.この思いは臨床にいた時と変わらない.そこで看護教育を学校と臨床のオープンな関係をベースにして,双方の資源を有効に活用しながら,展開していきたいと願っている,新米教員の経験のなかから導き出された主張を述べてみたい.
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