教育研究
排泄の体験学習をとおして学習効果を考える
早見 貴子
1
1関西医科大学附属看護専門学校
pp.364-368
発行日 1988年6月25日
Published Date 1988/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908521
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はじめに
排泄は人間にとって基本的な欲求であり,がまんのできるものではなく,また誰もが自分で行いたいと思っている.しかし,やむをえず援助を求めなければならない人たちも多く,その人たちは看護者に気持ちよく援助してほしいと願っている.
当校では,排泄の学内実習で患者の心理を理解させるため,必ず排泄体験をさせている.今回,初めて講義前に,アンケート調査をしたところ,58.6%の学生が排泄の援助を汚いものとして受けとっていたことがわかった.
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