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臨床実習における看護過程展開のための教師と病棟看護婦の連携
秋元 典子
1
,
江原 文子
2
1大阪府立看護短期大学
2大阪府立病院
pp.810-814
発行日 1987年12月25日
Published Date 1987/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908464
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はじめに
看護は人格3)に向かう仕事である.ゆえに,看護基礎教育課程における臨床実習が重要な役割を担うことは,今さら述べるまでもない.
しかし,臨床実習は,ケアやキュアの場である病院と,教育の場である学校という別々の組織の連携プレーによって遂行されるため,たとえそのねらいが‘患者にとって良い看護を実践できる看護者の育成’という点で一致していたとしても,看護あるいは看護教育について抱く価値観のくい違いから,両者の間に摩擦が生じることもあり得よう.そのために,学校と病院は,日頃,この同一の目標に向かって,話し合いや実践を通してお互いの接点を広げていく努力を重ねているのが現状だと思われる.
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