特集 これからの医療とPOS—第8回POS研究会報告
Ⅲ.シンポジウム1‘POSと医療システム’
POSの試験的導入からみた看護内容の検討
天野 瑞枝
1
,
竹田 千佐子
1
,
金岡 哲二
1
,
樋口 日出子
1
,
渡辺 トシ子
1
,
沢田 昌代
2
,
鈴木 婦佐
2
,
長岡 久子
2
1藤田学園保健衛生大学衛生学部衛生看護学科
2藤田学園保健衛生大学病院看護部
pp.881-882
発行日 1986年12月30日
Published Date 1986/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908311
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我々の看護実践行為は看護記録として残される.記録時間は全看護業務の中で16%前後を費やしているにもかかわらず,記録内容は研究や業務改善・患者の持つ問題解決などに本当に役立っているとは言い難い.
現代社会の看護に対するニーズは量から質を問われる時が既に来ている.社会の看護ニーズに応えるために我々は,患者側に立った良い看護ケアを提供するにはどうするかという視点で現状を見つめ直し,その反省をもとに努力しなければならない.
今回POS導入の学習の一端として,従来の記録とPOSによる記録とを比較検討し,POSがより有効に機能するとの確信を得たのでその一部を報告する.
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