綜説
児童虐待対応に必要な地域医療ネットワークの構築
栗原 八千代
1
,
清水 直樹
1
1聖マリアンナ医科大学病院小児科
キーワード:
子ども虐待
,
児童虐待防止医療ネットワーク事業
,
多機関連携
,
地域連携
Keyword:
子ども虐待
,
児童虐待防止医療ネットワーク事業
,
多機関連携
,
地域連携
pp.383-388
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001692
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小児科医師は子ども虐待の初期対応を行い地域に繋ぎ,地域全体で子どもを守るセーフティーネットを構築する必要がある.わが国では平成24年度から厚生労働省の「児童虐待防止医療ネットワーク事業」を始めた.2013年に発足した横浜市内の中核医療機関などの小児科医が主体となり発足した横浜市児童虐待防止医療ネットワーク(YMN)は,横浜市独自の児童虐待防止地域医療ネットワークである.横浜市に隣接した川崎市では2016年に川崎市の中核的な医療機関を中心とした児童虐待対応のネットワークを活用し,川崎市児童虐待防止医療ネットワーク(KCAP)と名称した.KCAPは今年度から厚生労働省の「児童虐待防止医療ネットワーク事業」を採用し事業を運営していく.
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