21世紀の看護を考えるルポルタージュ ホスピスへの遠い道—マザー・メアリー・エイケンヘッドの生涯・14
ソンダース女医の感謝の手記—ダブリンのメアリー・エイケンヘッド看護学校の年報(1962-1963)から
岡村 昭彦
pp.696-703
発行日 1984年11月25日
Published Date 1984/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908023
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1人のアイルランド人の死とホスピス・ケア
サミュエル・ベケットの小説“マーフィ”の筋書きどおりにCorkから早朝の一番列車でDublinに着いた私の頭の中は,まだマーフィの死んだLondon郊外のM. M. M精神病院の中をさまよっていた.
……マーフィの変死体を検屍した男も,2世代前の曽祖母の姉がDublinに眠っていた.
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