ZOOM UP
「豊かな感性に裏づけられた技術の提供を」
池野 栄子
1
1諏訪赤十字看護専門学校教務部
pp.193
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907808
- 有料閲覧
- 文献概要
1962年,諏訪赤十字高等看護学院を卒業.結婚のため一時現場を離れたが65年11月から1年間,日赤幹部看護婦研修所に学び,70年4月から諏訪赤十字病院臨床指導教師となる.74年4月からは看護学院に移り,75年4月,教務部長となる.教育の場に出て13年になるが,‘学生,つまり人間を育てるということの意味が本当に分かるようになったのは,つい最近のことで,教育の難しさをしみじみ感じている’と言う.学校へ来たてで何も分からないころに,専修学校になり,臨床指導教師が学校付きになって人数も倍になるなど,‘今思うと何がなんだか訳が分からず,本当に無我夢中でやってきた’そうである.
3年制の看護専門学校は〈実務看護婦〉を育てることが第一の目標と考える先生は,‘まず,正確な技術の提供,それも人間らしさに支えられた技術の提供が必要だと考えています.それと同時に,どんな時にも明るく,生き生きと,さわやかであってほしい.言葉で言うと簡単ですが,これが本当にできるというのは素晴らしいことだと思う’と言う.
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.