患声患語
生命に対する感性
安藤 哲夫
1
1全国ヘモフィリア友の会
pp.702-703
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917288
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自分は画家なので,まず看護婦さんを描くとすればどんな風に描けばよいのだろうかと考えた.何よりも白衣に象徴されるような気高く優しい人物画にすることが頭に浮かんだ.
しかし,それは余りに概念的すぎた.自分の経験ではそんな聖女のような人には1人も会わなかった.よい看護婦さんというのは,なんでもない人の好さであり,いやな看護婦さんというのも何でもない人のいやらしさなのである.
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