続・教育人間学の探求・1
私の教育実践—生徒の立場から[その1]
伊藤 順康
1
1東京理科大学
pp.52-56
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907779
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昨年1年間連載させていただいた‘教育人間学の探求’を,引き続いて連載することになった.そこで続編の開始にあたって,教師としての私の実践を紹介してみようと思う.昨年の連載中に,授業論,教師論という形で多面的に論じてきたが,今度はまず,私自身を俎上(そじょう)に乗せてみようというわけである.
前にも書いたことだが,私は修業期間が長かったために,さまざまな場所で教育実践の場をもってきた.いくつかの学習塾,予備校,そして大学.今回,それぞれの領域で私の指導を受けた人々に集まってもらい,教師としての私について語り合ってもらった.座談会には私は出ないことにし,私の授業の長所・欠点について思いきって論じてくれるように頼んだ.長い記録なので,今回は主として大学教師になる前の実践を中心に収録した.
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