特集 学生の研究指導
看護研究指導の実際
研究的態度を養うために
石原 幸子
1
,
遠藤 俊子
1
1甲府看護専門学校看護婦学科
pp.29-34
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907774
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はじめに
最近,看護婦教育課程における研究の位置づけについて多くの論議がされている.それというのも,なんらかの形で看護研究をカリキュラムの中に取り入れている学校が増えてきているからであろう.例えば藤井1)の報告によると,中国地方では43校のうち41校(95%)が看護研究を実施しているという結果が出ている.
このことは,たとえそれが看護婦養成所指定規則に明記されていなくても,現在の医療の中で専門職化を目指している看護者の教育は,看護を科学的に認識し理論化して追求していく‘研究的態度’を養うことに意図的にかかわっていかなければならない状況にあることを示しているといえよう.
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