NURSING EYE
臨床実習指導への姿勢
山口 瑞穂子
1
1順天堂看護専門学校本科
pp.3-6
発行日 1982年1月25日
Published Date 1982/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907632
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
看護学校の学事は,毎年繰り返される.しかし,学生との接触は常に新鮮で,戸惑うことが多い.こんな中で,事あるごとに,学生とのひとこまひとこまを書きとめておきたいと思いながら,その時間を作ることもなく過ごしてしまった.
学生たちの学校生活の中で話題の中心を占め,いろいろと問題を提起してくれるのは,臨床実習であろう.学生たちの臨床実習が終了すると,教員も臨床指導者もホッとするのも,また偽らざる気持ちである.その実習展開には頭を痛めている現状である.教員自身が少しでも良い看護を展開して,学生の実習に還元したいと,夏季休暇を利用して臨床研修をする教員もいる.教員の態度が学生に及ぼす影響は大きいと考える.こんな中での,日ごろの出来事を,特に臨床の場面を中心に述べてみる.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.