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入院患者がみた看護実習生に対する印象について
広田 慶光
1
1会津杏林学園高等学校看護
pp.296-304
発行日 1981年5月25日
Published Date 1981/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907544
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はじめに
昭和39年度に高等学校の職業教育の中に衛生看護科が新しく設置されて以来,10余年の歳月が経過した.この間,多くの問題を克服し,この新しい学科は高等学校教育の中に定着しつつある.今日,この看護婦高校教育の実施にあたっては,いろいろの改革と,一方では医学の急速な進歩に伴う看護教育の水準の向上と,新たな多くの問題を抱えている.
私はこの高等学校衛生看護科の一教員として,これらの問題に無関心ではあり得ない.近年,高等学校教育における看護教育の体系化が進み,整備されつつある中で私たち現場の教師の使命は,教科指導,生活指導などの教務の担当の中から,いかにして将来真に有能な看護婦を養成するかにあると考える.
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