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母性における看護過程の展開方法の一例—文部省主催第36回看護婦学校看護教員講習会‘看護学総論’グループワーク
足立 恵子
1
,
甲斐 一孝
2
,
川上 澄枝
3
,
名越 民江
4
,
鉾之原 郁代
5
,
山田 静子
6
1名古屋大学医学部付属病院産科
2熊本大学医学部付属病院小児科
3鳥取大学医学部付属病院産婦人科
4大阪府立白菊高等学校専攻科
5名古屋市立大学病院内科
6岐阜大学医学部付属病院小児科
pp.543-548
発行日 1978年9月25日
Published Date 1978/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907245
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はじめに
看護過程の展開の一方法として,薄井坦子氏の方法論が発表され6年が経過した.私たちの中には,この考え方にそって教育を受けた卒業生を迎えて,共に看護ケアをする中で,患者のとらえ方が違うように感じた者があった.つまり私たちは,母性での看護過程の展開は,生理的変化としてとらえがちであり,人間一般からみた母性という面での問題意識に乏しかったように思ったのである.
そこで,今回看護学総論のグループワークで薄井先生の御指導のもとに看護過程の展開を学ぶ機会を得たので,本症例を通してその方法論をまとめてみたいと思った.
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