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観察・看護計画の一工夫—高等学校衛生看護科の段階において
正村 啓子
1,2
1前:鹿児島県立野田女子高等学校
2現在:熊本大学医学部付属病院第1外科
pp.295-303
発行日 1978年5月25日
Published Date 1978/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907210
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はじめに
私たちがよい看護をめざそうとするとき,看護のあらゆる場面で,患者とのコミュニケーションや患者の観察・看護計画・記録・報告がうまくできるかどうかが大切な問題になってくる.高等学校の衛生看護科においても,これらのことをしっかりとおさえて授業をすすめていかなければならないが,本校においては,まだこれがうまく指導されているとは言えなかった.
実際,本校では2年前までは,第1学年の授業で取り扱う‘看護基礎技術’(科目は看護概説)の最後の単元で,10時間をかけてある参考書に基づいて,これらの‘患者とのコミュニケーションや患者の観察・看護計画・記録・報告’を指導していた.
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