私の発言
臨床実習教育雑感
河野 保子
1
1金沢大学医療技術短期大学部看護学科
pp.129-131
発行日 1978年3月25日
Published Date 1978/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907186
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短期大学課程の看護教育に携わって,早くも5年を迎えようとしている.私は,准看護婦教育を振り出しに3年課程看護学校(養成所),そして現在の短大看護学科へと,現存する日本の看護教育コースの大半にかかわりあってきたといえる.
それぞれのコースにおいてさまざまな矛盾,問題点,いら立ちを感じ,不遜(ふそん)にも看護教育はこれこれしかじかでなければならない,などと声を高め態度で示していたような気がする.しかし看護婦教育の現場とその現状をいろいろ体験できたことは,現任教育を行う上においてある種の強み(?)が持て,看護教育全搬を客観的にながめることができると思うのも事実である.
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