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看護婦教育課程における学生の研究指導の実際
鈴木 正子
1
,
横山 美智子
1
1埼玉県立厚生専門学院
pp.132-137
発行日 1978年3月25日
Published Date 1978/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907187
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はじめに
本学院では毎年,研究を通して総合的な看護を学ばせるとともに,それを通して研究的態度を養うことを目的として,卒業学年次に,学生の希望する研究テーマに基づいた看護研究を実施している.
看護婦教育課程における研究の位置づけを探ると,昭和46年厚生省医務局看護課の通達‘保健婦教育課程学習指導要領について’によれば,保健婦教育課程では,科学的な認識が可能となるべく基盤を与えることをねらいとする‘研究’が,学習の大きな柱のひとつに位置づけられているが,同じく厚生省の通達において,看護婦教育課程についてはその点が極めてあいまいであり,教育課程そのものについて‘各学校養成所の実情に応じて教育効果を最大限に発揮するよう,弾力的に運用して差し支えない’とあり,研究については触れられていない.
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