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看護と法律—看護業務と医療過誤・その1
渋谷 美春
1
1厚生中央病院高等看護学校
pp.661-669
発行日 1977年11月25日
Published Date 1977/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907149
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はじめに
看護学校の専任教員として数年間,看護学生の学内・学外指導をしているなかで,学生の看護学習,特に診療の補助,生活の援助などの演習・実習の場において医療過誤を発生させた場合,だれがどのような法的責任をとればよいのだろうか,という単純な疑問から,ある大学の法学部に籍を置いた.
卒業論文作成にあたって,看護業務と医療過誤の関係について考察することにより,おのずと看護学生が発生せしめた医療過誤に関する法的責任の所在が明確になるのではないかと考え,上記のテーマに取り組んだ.
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