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看護学生の精神衛生管理について
松木 光子
1
,
山口 花江
2
,
宮地 緑
2
,
赤木 知子
2
1大阪大学医療技術短期大学部
2大阪府立公衆衛生学院看護部
pp.689-692
発行日 1977年11月25日
Published Date 1977/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907154
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昭和43年度における全国大学生(短大生を含む)の疾病などによる休学および退学の状況1)をみると,休学者総数は4793人であり,その原因のうち,精神障害・神経系疾患が1614人おり,33.7%も占める.退学者総数は2292人で,そのうち傷病による者1592人,死亡による者700人である.傷病・死亡を合わせて最も多い退学原因は事故の425人(18.5%)で,第2位が精神障害・神経系疾患の405人(17.7%)である.
休学・退学の原因となっている精神障害・神経系疾患患者には分裂症,躁うつ病,神経症などが,かなりの比率を占めているといわれ,大学における精神衛生対策の重要性が指摘されてきている.
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