特集 看護は薬とどうかかわるか
看護婦の薬による医療過誤
斉藤 太郎
1
1関東逓信病院
pp.1275-1279
発行日 1978年12月1日
Published Date 1978/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918561
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はじめに
医薬品は患者のためのものであり,予防,診断,治療を通じて,安全性と有効性が最も尊重され,厳粛に取り扱われるべきであるにもかかわらず,医師の処方せん記入の種々の誤り,注射指示の誤り,薬剤師の調剤・製剤などの誤りをはじめとして,看護婦による種々の誤りがみられる,あってはならない医薬品についての過誤が現実に存在するのである.
そこで,看護婦による薬に関係した過誤について,いくつかの点を拾って,考えてみたい.
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