——
臨床実習における中間評価および自己評価の学習効果について
内尾 貞子
1
,
坂本 和江
1
,
寺田 真廣
1
,
木内 叡子
1
,
服部 万理子
1
,
横山 京子
1
,
秋谷 元子
1
1東京大学医学部付属看護学校
pp.157-164
発行日 1977年3月25日
Published Date 1977/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907074
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.はじめに
本校ではおよそ1年半前から,専任臨床指導者の配置されている科で,中間評価を実施してきた.また指導者の評価に先だって,学生が自分自身の実践した看護をふり返ってみる機会として,自己評価を行わせている.
これらは,いずれも同一の‘評価表’を使用し,‘評価の手引き’に基づいて行っている(‘評価表’および‘評価の手引き’については“看護教育”昭和50年8月号を参照されたい).中間評価は,各実習期間のほぼ中間の時点で,患者の理解,看護計画の立案および実践などについて,学生の能力を評価し,その結果を後の臨床実習指導の指標として役立てている.自己評価は,実習期間の中間の場合も,最終時点で行う場合であっても,学生自身が自己の能力がどの程度かを自覚することが,その後の実習意欲を高める動機づけとなるであろうと期待するものである.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.