第1回四大学看護研究会研究報告 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    研究報告・5—追加発言・討議
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.558-562
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1976年9月25日
                  Published Date 1976/9/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907023
                
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守旦孝(熊本大)看護婦制度の中で,准看の制度があることに問題がある.看護のわくの中で看護婦と准看は同じような仕事・活動をしながら,准看は看護婦より一段下の格付けがされている.そして,今,准看廃止の問題も出ている状態で,高等学校衛生看護科には,高校として,看護教育の姿勢があるべきだ.ここに完成されるものは,看護制度の中での新しい分担を受け持つ看護者が育成されてよい.これは高校教職員だけの問題ではなく,われわれ教員養成の立場にある者にとっても重大な問題である.
内海滉(千葉大)衛生看護科は高等学校教育である.看護に関する知識・技術を習得させ,医療機関に従事する准看護婦を養成するという,狭い意味での職業教育として考えてはならない.全人的教育を課すことに焦点を当て,濃度の高い基礎学力を習得させ,その上に看護教育を進めることにより,国家社会の有益なAusgebildedを育成し,職業自体を支配し,創造する人間を育てることにあると考えている.

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