看護教育における公衆衛生看護学実習の試み
Ⅰ.実習科目の成立とその経過
氏家 幸子
1
1大阪大学医療技術短期大学部看護科
pp.248-253
発行日 1972年4月25日
Published Date 1972/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906579
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はじめに
本学においては,昭和42年6月の開学時より,保健所における実習は‘公衆衛生看護実習’として開講しております.昭和42年11月の保助看法指定規則改正後の本学新カリキュラムでは,より理論的なものを実習に求め他看護学同様‘公衆衛生看護学実習’となりました.
保助看法に基づく新カリキュラムでは,保健所実習は従来の1週間程度から60時間を標準とするよう改められました.またその時間内容は成人看護学に属するものが45時間であり,小児看護学や母性看護学にも保健所実習を含む(時間明記なし)とされていることは周知のとおりです.
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