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特集 脳卒中・循環器病対策基本法――今後の展開
基本法成立の経緯
Details of the approval of the Stroke and Cardiovascular Disease Control Act
峰松 一夫
1
Kazuo MINEMATSU
1
1医療法人医誠会本部常務理事・臨床顧問,国立循環器病研究センター名誉院長,公益社団法人日本脳卒中協会理事長
キーワード:
基本法
,
健康寿命
,
循環器病
,
超高齢社会
,
脳卒中
Keyword:
基本法
,
健康寿命
,
循環器病
,
超高齢社会
,
脳卒中
pp.256-260
発行日 2021年7月24日
Published Date 2021/7/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27804256
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2018年12月の臨時国会で,いわゆる「脳卒中・循環器病対策基本法(以下,脳循法)」が成立,公布され,2019年12月に施行された.国の循環器病対策推進協議会での議論を経て,2020年10月に国の「循環器病対策推進基本計画」が閣議決定された.2021年度中には,各都道府県で地域の実情に応じた具体的な「循環器病対策推進計画」が策定,実行されはじめる予定である.脳循法により,脳卒中・循環器病に関する全国レベルでの予防の推進,発症時から在宅までの継ぎ目のない保健・医療・福祉サービス体制の確保,患者・家族の生活の質の改善などが期待される.本稿では,主に脳卒中の立場から脳循法成立までの経緯,および脳循法の基本理念や目的について解説する.
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