わが校の教育方針
総合保健医療の開拓者めざして—都立保健婦助産婦学院
渡辺 モトヱ
pp.64-66
発行日 1967年4月1日
Published Date 1967/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905806
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はじめに
公衆衛生看護事業は,社会の移り変りにしたがい,その要請に適応できるものでなければならないと思われる。それにしたがい教育の目標も設定されなければならないであろう。戦時体制の時代には,その時代にふさわしく,健兵健民の政策に伴い「産めよ殖やせよ」の施策の実施に東奔西走して,その具に供されたきらいもあったが……。
近来,医療の進展にともない,総合医療保健の必要性にともない,総合看護が提唱され,その方向に看護教育制度も改善されようとしているなかで,臨床部門は仲々その門を開こうとはせず,その実現には仲々困難な問題があるようにうかがえる。
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