グラビヤ
明日への夢をのせて楽しく遊んだディ・キャンプ—都立保健婦助産婦学院
pp.2-5
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202960
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
去る4月6日,東京・世田ケ谷区にある都立保健婦助産婦学院で恒例のディ・キャンプが行なわれた.これは渡辺もとゑ学院長の教育理念から,入学当初からグループ・ワーク,チーム・ワークを体得させて,将来地城なり臨床なりで働く場合に,医療や公衆衛生のチーム・メイトとして十分に機能を発揮できるようにとの配慮にもとづいて計画されたもので,すでに本年で5回めを迎えている.
この学院は都立ではあるが,学生は全国各地から集まってくる.4月5日の入学式には,お互いに昨日までは知らぬ仲だったわけだ.そこには新入生としての期待と同時にさまざまな不安も各学生の胸には抱かれている.ことに助産婦科の学生は定員の50名に対して1昨年4名,昨年11名,本年10名と入学者が少なく,その思いは一しおと思われる.そういう状況を1日も早く解消し,早く学習環境に順応させることも,このディ・キャンプのねらいの一つである.
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.