特集 進学コースを考える
座談会
夜間進学コースの特色を活かそう
荒木 富美子
1
,
楠 美智子
2
,
坂西 栄
3
,
白川 英子
4
,
村田 芳恵
5
,
山田 里津
6
1大阪市立大学医学部附属厚生学院第2部
2三重県立高等看護学院1部2部
3日本医科大学附属高等看護学院別科
4津山中央高等看護学院
5函館厚生高等看護学院
6厚生省医務局看護課
pp.18-24
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905580
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
各校の特色
山田(司会) きょうは,夜間進学課程をお持ちになっていらっしゃる学院の教務主任の先生方にお集まりいただき,夜間進学課程の実情と,将来のあり方と言いましょうか,諸問題につきまして,お話し合いをしていただきます。総合保健医療の中で果たす看護の役割りというものは,現在,いろいろの角度から論議されているわけですが,看護の本質というものを,私たちが打ち立てるためにも,教育というものは理想でなくてはいけないわけです。けれども,現実というものを離れては,それは夢に過ぎないと思います。現実というものをよくわきまえてその中で本質を考える,さらに,その上に看護の教育というものを真剣に考えていく必要があるのではないかと思います。37年9月から,北海道の函館厚生高等看護学院が発足いたしまして,今年の秋第1回の卒業生を出し,国家試験100%合格ということでした。進学課程の教育の効果として,うれしい評価だったと思いますね。その後学校がふえ,26校になっていますが,いろいろ問題がある中で,皆さん方も夜間進学課程における教務主任として,いろいろの苦労を持って当たっていらっしゃると思います。きょうは,実際についていらっやる皆さま方のご意見をたくさん出していただきまして,討議をいたしたいと思いますので,よろしくご協力お願いいたします。
初めに,函館厚生の村田さんから,学校の特色などよりご紹介いただきたいと思います。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.