特集 小児科看護法の指導
座談会 小児科看護法をどう教えるか
小池 百合子
1
,
前田 照子
2
,
砂見 一子
3
,
宇賀 絹子
4
,
壁島 あや子
5
1日赤中央病院小児科
2慶応大学医学部附属厚生女子学院学生係
3東京大学医学部附属病院中尾内科
4国立東京第二病院小児科
5国立東京第一病院小児科
pp.6-13
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905562
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小児における総合看護の理解を
壁島 それでは只今から,小児科看護法の指導案についていろいろお話を承わりたいと思います。この指導案は,東一で使っております指導案ですが,これにつきましていろいろと皆さんからの建設的な御意見,御批判を伺いたいと思ます。まずはじめに小児科看護法の目的について伺ってみたいと思います。砂見さん如何でしょうか?
砂見 ここでいろいろ目的とか目標が言われていますけれども,これを一口にまとめてみますと,結局小児における総合看護というものを理解しなければならないと思うのです。小児における総合看護を理解して,おのおのの年齢に応じた小児と家族の適切な看護を,健康を中心にして病気に対する適切な看護を行なう能力を養うということに尽きると思うのです。
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