特集 内科看護指導案を再検討する
—座談会—内科看護をどう教えているか
足達 さだ子
1
,
伊佐 マル
2
,
木村 サチ子
3
,
桜井 あさ
4
,
砂見 一子
5
1日赤中央病院内科
2国立東京第一病院内科
3東京衛生病院院内教育係
4慶応大学医学部付属病院内科
5東京大学医学部付属病院上田内科
pp.10-17
発行日 1965年9月1日
Published Date 1965/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905508
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総合看護の中の内科看護の重要性を考えて
司会 “看護教育”の6月号に,大阪の専任教員の研究会が,3年くらいかかって検討されました看護原理指導案を発表しましたが,それに続きまして,今回は内科看護法を取上げたわけでございます。ここに東大の内科看護指導案をまとめて頂きましたので,これを中心にして,それぞれの学校の特殊性とか,あるいはその中から共通する全般的な問題について,いろいろな点をお話合い頂きたいと思います。まず最初に,東大の砂見先生から,この指導案につきましての総括的なご説明,あるいは補足というようなことを承ってみたいと思います。
砂見 わたしたちが,最初に内科看護を教えるに当っての目的ですね。教える人の目的というのを考え合せまして,総合看護の中の内科看護の重要性というものを理解して,患者の持つ諸問題に,適切な方法で,合理的に処理しうる能力を養うようにするというようなことを念頭におきまして,指導に当ったわけです。この指導案をずっと見てゆきますと,学生の自主活動を促すようにするということで,なるべく内科学で習ったこととか,他の科目で学んだことは,全部復習,質問形式にするという方法をとっておりまして,細かいことは,最後の頁に,凡例というのが出ておりますので,これをご覧になると,おわかりと思いますのでお目とおし下さい。
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