患者を受け持たせる場合の指導
幼児の排便・排尿のしつけの指導
下川原 ミセ子
1
1札幌医科大学付属病院小児科
pp.30-33
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905439
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はじめに
よい臨床指導はどうあるべきか,参考資料はたくさんあっても,それをじょうずに活用できず,“こんな方法はどうか”と,自からも満たされるような指導もできず悩んでおります。患者がよい看護を受けている場所で実習することは重要であり,このことは十分承知し臨床実習がいかに大切かは,ことあるごとに討議され,悩んできた問題ですが,何といっても片手間の指導では問題解決はむずかしいと思います。けれども学生が実習を続ける限りは,なんらかの形で問題解決し,せめて学習意欲を失わないよう糸口をみいだす責任はあると思います。
こんなことで学生指導か,と笑われるかもしれませんが,同じ悩みを持たれている方もあるのではないかと思い,鈍る勇気をふるいおこしてみました。
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