ベッドサイドの看護
発達遅延を伴う脳性麻痺児の排尿のしつけ
菊池 玲子
1
,
明神 和子
1
,
大波 トクヨ
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院
pp.745-748
発行日 1974年7月1日
Published Date 1974/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917051
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I.はじめに
子供を預かる小児病棟の看護婦として,特に長期に入院を必要とする子供の場合は,母親に代わって,教育やしつけに留意することは,看護の一分野であり,大切なことである.
排尿のしつけは,普通1歳前後から始め3歳ごろまでには自立するとされており,家庭ではその子供に合ったしつけがなされている.しかし,入院により家庭で進められていたしつけも,中断したり,母子分離に対しての不安と看護職員に慣れていないために後退することが少なくない.
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