私はこう教えている
この指導案についての感想
笠原 トキ子
1
1関東逓信病院産婦人科
pp.34
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905275
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学生の講義に際して,講義内容をととのえることのむずかしさを自分が教える立場でいつも感じているので,この内容を拝見しとてもよくまとめてあると思い感心した。医学は日進月歩であり,看護もそれにともなって進歩しているので,実習の場での指導者の立場でもそれに追いついてゆく努力と,教室で教える内容の平行にいつも苦労させられている。そのためにもこのように内容をしっかりと把握しておくことは非常に大切なことだと感じた。また産婦人科学が終了してから,看護法にはいると述べてあるが,これはほんとうにたいせつな点だと思う。私どもの病院では,なかなかこの点がうまくゆかないで,産科学が終了しないままで看護法にはいることがあり,非常に教えにくいことをしばしば感じる。時間数の取り方もカリキュラムによってなかなか思うようでないが,全体の教授計画案を立てて時間を適宜に配分することにより解決できるのではないかと考えられる。
以下私が実際に教えている立場で,2,3感じたことを述べてみたい。
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