学生を臨床実習に出す場合の指導
上級経験の指導ポイント
小野 殖子
1
1東北労災病院高等看護学院
pp.15-18
発行日 1964年2月1日
Published Date 1964/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905239
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はじめに
臨床における看護チームの中での正規の看護婦の任務,業務について考えてみた場合,それは経験年数の多い准看護婦と同じであってはいけないし,反面,過日の大阪での医学会総会の折展示され,話題をよんだロボット・ナースのような精巧な機械によっておきかえられる可能性のある仕事のみに追われ,またそれに埋もれてしまうことがあってもいけないだろう。こう考えてくると,学生が3年間の教育をうけ,職業人として自立した場合,与えられた任務に十分耐えると同時ら,将来ともに有用なメンバーとして,自己開発してゆけるだけの素地をつくるための系統だった訓練が必要だと思われる。(考えられるいろいろの方面への道—管理面教育面など—をも含めて)
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