特集 心エコー 傾向と対策―ケースで学ぶ! 実地医家がおさえておきたい診断・評価法
[Chapter 1] 心エコーの基本知識おさらい
心エコーでわかること(上級編)
大森 奈美
1
,
上嶋 徳久
1
1心臓血管研究所付属病院 循環器内科
キーワード:
スペックルトラッキング法
,
心筋ストレイン解析
,
global longitudinal strain(GLS)
Keyword:
スペックルトラッキング法
,
心筋ストレイン解析
,
global longitudinal strain(GLS)
pp.178-183
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_178
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▪左室心筋のストレイン解析は,駆出率が低下する前の心筋障害を早期に検出でき,生活習慣病や弁膜症,抗がん薬治療関連の心筋障害の早期発見,さらに肥大心の鑑別診断や心臓再同期療法の適応決定など,幅広く臨床応用されている.
▪左房のストレイン解析は,左房機能を客観的に定量化し,左房機能不全が関与する疾患の予後予測を可能にする.
▪3Dスペックルトラッキング法により三次元的な心臓の動きを評価できる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023