教材
戦後に人びとをとらえた宗教—1.新興宗教にはどんなものがあるか
佐木 秋夫
1,2,3
1国民文化会議
2日本子どもを守る会
3日本宗教学会
pp.36-39
発行日 1963年4月1日
Published Date 1963/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904360
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終戦後,雨後のたけのこのように輩出した新興宗教は,その後幾多の変転を経てきましたが,そのあるものは異常な発展をとげ,今や政治的な動きともあいまって,大きな社会問題を呈しているようです。その主要な基盤が貧困者や病人にあるという関係で,医療の面や公衆衛生活動においても,いろいろ困った問題が起こっているという声が聞かれます。そこで,戦後に人びとの心をとらえた宗教が,どうして興隆し,どういう考えの上にたち,何をしようとしているのか,その実状をこれから4回にわたって追ってみたいと思います。
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