インタヴュー
「看護教育」と看護婦の「最低賃金制」について聞く—林塩先生との1時間
所沢 綾子
1
1出版部
pp.16
発行日 1962年6月1日
Published Date 1962/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904200
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下田,千葉方面を廻って,今東京についたばかりだという林塩協会長を,原宿の自宅におとずれた。自宅でお目にかかった先生は,看護協会総会の壇上に見る,りりしい林会長と違って,お料理を作ったり,整頓したりすることの好きなやさしい“おばさん”を感じさせられた。先生は,現任,ほとんどの時間を“地方を見ること,問題をつかむこと”に使っておられる様子である。「東京は看護の頂点であることを,地方を見て歩いていて感じますね。東京にいて考えていた地方と,実際にあるいて見た地方ではほんとうに違います。東京にいては想像もつかなかった問題があります」と地方と東京の違いについて感想をのべておられた。“看護協会の代表”として会員が全員で国会へ送り出そうとしている林塩先生に,最近の看護の動きとその意見を伺ってみよう。
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