訪問看護ステーション経営A to Z・4
ステーションの需要―Demand
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所
pp.297-300
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901175
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増大する訪問看護の需要量
訪問看護ステーションの設置数が,全国で1,200施設を超え,毎月40施設前後が新たに開設しています.平成7年10月末現在のステーション数は,1,004施設,1月当たりの利用者数42,882人,訪問延べ回数は,247,487回となりました.1ステーション当たりの利用者は,42.7人で,利用者1人当たり1月間の平均利用回数は5.8人ということになります.
1ステーション当たりの利用者数や平均利用回数は,毎月のように増加する傾向にあります.これは,新設6か月未満のステーションの占めるステーション総数の比率の相対的低下によって説明できます.なぜならば,開設後6か月未満のステーションでは利用者数も訪問回数も少なく,開設後月数が増えることによって訪問回数も増加する傾向があるためです.
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