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特集 目からウロコ 内視鏡時代の臨床解剖
《咽喉頭・頭頸部領域》
Video-assisted neck surgery(VANS法)の要点と解剖
Essential and anatomy of VANS method
長岡 竜太
1
,
岡村 律子
1
Ryuta Nagaoka
1
,
Ritsuko Okamura
1
1日本医科大学内分泌外科
pp.477-481
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201746
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POINT
●皮弁形成時には,胸鎖乳突筋の鎖骨枝と胸骨枝の間に入ると,内頸静脈や総頸動脈損傷の危険につながるので注意する。
●上喉頭神経外枝の損傷を防ぐため,甲状腺上極の処理の際は,上甲状腺動脈を本幹で切離するのではなく,甲状腺表面を少しずつ切離するようにする。
●反回神経周囲の操作では,アクティブブレードを神経から極力遠ざけて使用し,同部位の持続的操作を避け,生理食塩水での冷却を行う。
●十分に止血を確認し,特に皮弁からの出血に注意を要する。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2020年5月まで)。
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