JNE DIGEST
学生の自己評価を教育にいかす―JNE(Journal of Nursing Education)38巻1号と2号前半より
佐瀬 真粧美
1
1千葉大学看護学部附属看護実践研究指導センター
pp.700-703
発行日 1999年8月25日
Published Date 1999/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903848
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JNE38巻1号の巻頭言で,Bellack博士は,看護実践には,認識的な能力も技術的な能力も必要ではあるが,さらに看護職として責任をもち,効果的な仕事を行うために欠くことのできない能力として,情緒的思考力が重要であると述べている.情緒的思考力には,個人的能力(例えば,自分自身を管理する能力)と社会的能力(例えば,他者とうまくやっていく能力)がある.そして,次世代を担う看護婦を教育する者は,その個人的社会的能力を自分自身に問うとともに,学生の情緒的思考力を構築するためにカリキュラムを改善し,その能力の成就を測定とする方法を創造していく必要があるとしている.
そこで,1号からは,ヘルスプロモーションとコミュニケーションのカリキュラムに焦点をあてた文献を紹介する.
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