グラフ
最高の笑顔に癒されるとき―4年めを迎えた看護音楽療法実践
清水 啓二
pp.577-579
発行日 1999年8月25日
Published Date 1999/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903832
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1996年から柳原診療所(東京都足立区)のデイケア室を会場に,月に2回,「看護音楽療法」が行われている.大阪芸術大学の野田燎氏が提唱した音楽運動療法は,ピアノに合わせたトランポリン上での運動,マッサージなどを組み合わせて行い,脳への刺激をはかるものだ.健和会臨床看護学研究所(所長:川島みどり氏)ではこれをケアの視点からとらえ,看護の一環として,主にパーキンソン病患者を対象に実践しており,その効果は国内ばかりか昨年12月に韓国で行われた'98 International Nursing Conferenceでも報告している(この取り組みについての詳細はp. 661に掲載).
取材に訪れた日,集まった患者は,見学者も含めて6人.スタッフが「調子はどうですか?」「きょうは暑いですね」と声をかけながら,患者1人ひとりの状態をチェックし,ていねいに手浴する.
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