調査研究
看護教育教材にみるグループダイナミクスの位置づけに関する調査
氏平 美智子
1
,
市原 悦子
2
,
宮脇 美代子
3
,
平岡 美千代
4
,
津島 ひろ江
5
1岡山赤十字看護専門学校
2岡山済生会看護専門学校
3倉敷中央病院
4河田病院
5川崎医療福祉大学
pp.1070-1074
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903829
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研究目的
グループダイナミクスの看護界での活用は,病院内の看護管理で活用した研究報告1,2)の他に,看護教育において臨地実習でのグループ編成・リーダーの選出などの研究報告がみられる3~5).
しかし,実際の場において看護チームにおけるメンバーおよびリーダーとしての役割を体験を通して学習したり,意図して指導した報告は少ない,また,学生の指導にあたっても実習グループメンバーを「今度のグループは積極的だ」「このグループはまとまりがない」と,グループ単位での単なる印象を述べていることが多くみられる.グループメンバー間の相互作用やグループの発達が,実習目標の達成に大きく影響するという視点から,そのグループを評価するまでには至っていない.
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