NURSING EYE
私の看護の原体験としての臨床実習
田中 美恵子
1
1東京女子医科大学看護学部
pp.1076-1080
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903830
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
自分なりに看護について問い直すとき,私が帰っていく体験に,看護学生のときの臨床実習がある.
その後の臨床での体験の中にも,決して忘れられない人との出会いや別れがあった.しかし,そうした臨床での体験と比較してみても,看護学生のときの臨床実習での体験―そこでの人との出会いや別れは,その鮮烈さにおいて,ひときわ強いものであった.それらの体験は,まるで昨日のことのように,記憶の隅にくっきり刻まれている.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.