特集 看護教育をとりまくこの1年の動き
専修学校卒業者の編入学生を受け入れるにあたって
中島 紀恵子
1
,
柴田 恭亮
2
1北海道医療大学看護福祉学部看護学科
2西南女学院大学
pp.1037-1038
発行日 1998年12月25日
Published Date 1998/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903822
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●北海道医療大学看護福祉学部看護学科
北海道医療大学は,看護福祉学部開設(平成3年)当初から,一般入学者定数とは別枠に編入学定数を定め募集してきた.定数は,社会人入学を含め,看護学科20名,医療福祉学科40名(医療福祉学専攻20名,臨床心理学専攻20名)である.入学者の半数以上は,キャリアを積んだ社会人で占められ,そのうちの数名は,医療福祉学または臨床心理学専攻に入学している.現在まで,2回の卒業生を見送ったところであるが,編入生の約3分の1の者が修士課程(平成7年開設)にトライしている.
編入生の勉学意欲にふれるたびに,専修学校卒業生の現制度に対する感情に思いをはせる看護系大学教員は多かったと思う.わが大学法人でも,看護学校を含む2~3の専修学校をもっているが,教職員の大多数が,専修学校生に対する学部の門戸開放の日を待ち望んでおられた.
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