連載 「准看報告書」以後の看護教育制度をめぐって・8
【速報】専門学校卒業者の大学・短期大学への編入学を認める方向へ
pp.1046
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901745
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さる9月30日,専門学校卒業者の大学・短大への編入学を認める方向が,大学審議会(文相の諮問機関)の大学教育部会からの総会への報告「大学教育部会における審議の概要(その2)―高等教育の一層の改善について」において示された.同部会は,「(5)学生の流動性(選択の幅)を高める工夫」の中で,「修業年限が2年以上で総授業時数が1700時間以上のもの」を基準に認定を受けた専門学校卒業者について,大学・短大への「編入学を認めていくのが適当」と,認定を受けた専門学校の卒業生に大学・短大への編入学資格を与えることを求めている.文部省はこの報告書を受け,具体的な法令の検討などの作業に取りかかったようだ.実現は早くても来年度以降になる見込み.また,編入学制度の実施は各大学に委ねられており,今後大学の積極的な取り組みが期待される.
なお,本報告書の構成は表の通り.
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