特集 看護教育50年の評価
看護の継続教育をふりかえる―とくに公衆衛生看護領域について
松野 かほる
1
1山梨県立看護短期大学
pp.656-658
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903694
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
医療の高度化,専門化がすすむ中で看護の内容もより複雑高度となってきている現在,疾病構造の変化や高齢社会の到来に伴って,高い資質を備え,患者の立場に立った心豊かな幅広い人間性を有する看護職が切実に求められている.このような社会の要請に応えるために,1987(昭和62)年,“看護制度検討会報告”において,更に1992(平成4)年11月に示された“看護婦等の人材の確保を促進するための措置に関する基本的な指針”の中で看護の資質の向上に関連して,生涯にわたり継続的な自己研修を積むことの必要性が明示されている.
看護はその時代,時代によって変化,発展する人間社会おいて,人々がより健康な生活を営むための看護ニーズに取り組み,またそのための学修につとめてきたといえよう.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.