特集 チーム医療の中のPOS—第14回POS研究会報告
一般演題
5 患者参与の診療記録に関する検討—使用薬の副作用情報のアセスメントについて
本田 芳香
1
,
石清水 由紀子
1
,
井上 仁志
1
,
佐藤 淳子
1
,
甲斐 なるみ
1
,
宮崎 倫子
1
,
沢野 美幸
1
,
吉田 敏子
1
,
日野原 重明
1
,
道場 信孝
2
1ライフプランニングセンター
2帝京大学第3内科
pp.959-962
発行日 1992年11月30日
Published Date 1992/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903639
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受診時に患者が申告する症状や徴候は,問題解決のための重要な情報源となっているが,その信頼性や正確度には問題がある.従ってより質の高い情報は,患者自身の経時的な記録に求められると考えられる1).
昨年のPOS研究会においては,軽症高血圧患者を対象に患者から寄せられる情報を評価する際の問題点について報告したが2),今回は循環器疾患患者を対象に非特異的に症状,徴候に関する情報収集を行ない,使用薬剤の副作用あるいは病状の進展との関わりについて,患者より得られる情報を評価する試みを検討したので報告する.
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